Saskuta Neurosurgery
頭痛は大きく2つに分けられます。
慢性的で原因のない「一次性頭痛」と、
くも膜下出血や脳腫瘍などの原因のある「二次性頭痛」です。
頭部外傷後(直後~数日)の頭痛に対してはCT検査を行います。
これは脳表面の少量の出血や頭蓋骨骨折などは
MRIよりはCTのほうが診断能力が高いからです。
それ以外の頭痛に対してはMRI検査を優先します。
頭痛の原因は脳そのものだけではなく、
脳血管や頚部(首)の病気が原因となることがあります。
子どもの頭痛であっても、もやもや病など脳血管が原因となる場合があります。
したがって頭痛に対する検査としては、脳などを調べるMRI検査と、
脳血管を調べるMRA(MR脳血管撮影)を同時に行うことが必要です。
また後頭部などの頭痛に対しては頚部のMRI検査を追加して行う必要があります。